2025年9月2日
エナジーウィズ株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:吉田誠人)は、災害時に医療的ケア児者の命を守るため、各地の物流拠点や中古車販売店などを地域の給電拠点としたうえで、有事に自動車バッテリーなどを用いて電源を供給する取り組み、『電源ドナー』に協力企業として参加しています。
8月31日、仙台市内で開催された医療的ケア児者向けの災害対策セミナー『桃フェス』に参加し、当社の自動車バッテリーを使った電源供給のデモンストレーションやバッテリーの展示を行いました。

■桃フェスについて
概要:仙台市内に住む医療的ケア児者の家族が運営する、外出する機会の少ない方が安心して楽しめる場を提供するイベント。8月31日は4回目の開催で、医療的ケア児者への非常用電源補助制度についての講演のほか、災害時を想定して自動車バッテリーを用いた電源供給のデモンストレーションを実施。
当日は、医療的ケア児者や福祉施設の関係者など40人余りが参加しました。デモンストレーションでは、乗用車に搭載されたバッテリーにインバータを接続してコンセントから給電。電球を3つ点灯させるのに加えて、スマートフォンやポータブル電源を一度に充電できることを確認しました(写真①)。見学に参加した電動車いすの利用者からは、「日頃から充電の問題は感じているので、社会インフラとして災害時に地域で供給する方法があることは安心につながる」などの感想が聞かれました。
また、自動車バッテリーについて親しみを持ってもらおうと、乗用車向け・軽自動車向け・配送車向けバッテリーを展示したほか、会場内で給電の仕組みなどを紹介しました(写真②③)。
■エナジーウィズの取り組みについて
エナジーウィズは、『電源ドナー』を普及することで地域の防災意識向上などに貢献するため、関係者と連携しながら、これまでにも各地で自動車バッテリーを用いた電源供給のデモンストレーション(給電デモ)を行ってきました。今年7月に『電源ドナー協会』が設立されたことから、その理念に共感し、同協会に協力企業として参加しております。


今後もエナジーウィズは、協力企業として新たな給電拠点での給電デモンストレーションなどを通じて、各地域での防災力向上に貢献します。
ニュースリリース: 医療的ケア児者向けの災害対策セミナーで給電デモを実施しました.pdf