当社の強み

電動車の電池状態監視技術

電動フォークリフト用電池状態監視サービス
(withBMS)の開発背景

電動フォークリフトに搭載されるバッテリーは、リサイクル性に優れた鉛蓄電池が主流であり、今後も使用が見込まれます。しかし、フォークリフトは重量物の運搬やリフトアップなどで大電流の放電が多く、負荷変動も大きいため、電池の劣化状態を数値的に把握することが困難です。
月次や年次の定期点検で、電解液の比重やセル電圧の測定、目視点検、使用年数などから劣化を判断していますが、運用中の電池に対して放電試験を行うのは現実的ではありません。また、液式鉛蓄電池には補水や均等充電などの保守作業が必要ですが、保守不良による早期劣化や事故のリスクもあります。
こうした課題を解決するため、当社は電池の状態を24時間モニタリングし、劣化状態を数値で把握できる電動フォークリフト用電池状態監視サービスを開発しました。

システム概要

BMU(Battery Monitoring Unit)で電流、総電圧、温度、液面高さを自動計測、電池計測データは通信ゲートウェイ(IoT Gateway)を介してサービスプラットフォームへ転送されます。サービスプラットフォームでは蓄積した電池計測データを基に電池異常のお知らせおよび定期レポートを生成、サービスとして提供しています。

関連情報

Energywith-Environment-Report-第2号