当社の強み

バーチャル工場見学(名張事業所)

生産製品

産業用据置型鉛蓄電池
小型制御弁式蓄電池
電気車用蓄電池

工場施設紹介

電池生産棟

名張市内の八幡工業団地内で敷地約3万坪に、約1万坪の建屋を有し産業用据置型鉛蓄電池、小型制御弁式蓄電池及び、電動車用蓄電池を生産し出荷しています。環境対応施設についても、排水処理施設や集塵機等を多数設置しています。

新⽣産‧技術棟

生産機能と事務機能を併せ持つ複合棟です。 生産エリアでは、電動車用電池の充電・検査・出荷を行っています。 事務エリアでは、人事総務・財務・IT・調達・環境安全管理・開発・品質保証・生産管理・生産技術・製造技術の社員が執務しています。 また、50名収容可能な大会議室や応接室も備えています。

技術棟

品質保証部が検査を行う検査室および生産技術部、開発部の実験室があります。実験室では、生産設備の開発、電池試験、試作、調査などを行っています。

厚生棟

厚生棟には、社員の皆さんが快適に過ごせるよう、社員食堂・更衣室・お風呂を完備しています。 社員食堂は、明るく清潔感のある空間で、栄養バランスに優れた日替わりメニューを、リーズナブルな価格で提供しています。

製造工程を紹介

産業用・制御弁式蓄電池ができるまで

  • 極板工程 鉛粉

    極板工程 鉛粉

    鉛粉は、鉛インゴットを高温で溶融し球状に加工して鉛塊をつくり、それを回転ドラムに投入して空気を供給しながら回転させ、鉛塊同士の衝突と酸化反応によって微粉末化することでつくられます。

  • 極板工程 練合

    極板工程 練合

    鉛粉に、希硫酸、水、添加物を加えて混合し、化学反応によって鉛ペーストをつくります。
    鉛ペーストは電池に必要な正極•負極の活物質として用いられます。

  • 極板工程 格子鋳造

    極板工程 格子鋳造

    鉛蓄電池の心臓部である「極板」を支えるために、鉛や合金を調合・溶融し、鋳型に流し込んで格子を成形します。この格子が電極の基盤となります。

  • 極板工程 練塗

    極板工程 練塗

    鉛ペーストを鋳造格子に塗布します。ペーストを乾燥さた後、熟成乾燥炉にて酸化を促進し、格子とペーストの密着性を向上させます。極板は正極と負極に分かれ、格子サイズ、ペーストの種類等によって異なる電気特性を有します。

  • 成形工程 樹脂成形

    成形工程 樹脂成形

    極板を納めるための樹脂製の電槽と上蓋を射出成形します。

  • 成形工程 鉛部品鋳造

    成形工程 鉛部品鋳造

    接続ケーブルをつなぐ端子部分や、複数枚の極板をつなぐための鉛部品をつくっています。

  • 組立工程

    組立工程

    正極板と負極板を交互に重ね合わせ、鉛部品を溶接し極板群を形成し、複数の極板群を電槽に挿⼊し、電槽と蓋を接合し密閉性を確保します。その後、端⼦部分の接合などを施し蓄電池の形になります。

  • 充電工程

    充電工程

    組立てられた鉛蓄電池に希硫酸を注入し、電極に電気を流して充電します。
    このとき、電極の中では化学反応が起こり、正極は二酸化鉛に、負極は海綿状鉛に変化します。これにより、蓄電池として機能できる状態になります。

  • 完成

    完成

    完成品になります。

    電動車用・ベント式電動車蓄電池ができるまで

    • 極板工程(正極)クラッド式 鉛粉

      極板工程(正極)クラッド式 鉛粉

      鉛粉は、鉛インゴットを高温で溶融し球状に加工して鉛塊をつくり、それを回転ドラムに投入して空気を供給しながら回転させ、鉛塊同士の衝突と酸化反応によって微粉末化することでつくられます。

    • 極板工程(正極)クラッド式 加圧鋳造

      極板工程(正極)クラッド式 加圧鋳造

      電動車両用バッテリーの正極板には、高い耐腐食性と耐久性が求められるため、加圧鋳造方式が採用されています。溶融した鉛を金型に注入し、高圧を加えて凝固させることで、密度の高い芯金を形成します。

    • 極板工程(正極)クラッド式 充填

      極板工程(正極)クラッド式 充填

      ガラスチューブに芯⾦を挿⼊し、鉛粉を充填させて、蓋をして正極板を造ります。

    • 極板工程(負極)ペースト式 鉛粉

      極板工程(負極)ペースト式 鉛粉

      鉛粉は、鉛インゴットを高温で溶融し球状に加工して鉛塊をつくり、それを回転ドラムに投入して空気を供給しながら回転させ、鉛塊同士の衝突と酸化反応によって微粉末化することでつくられます。

    • 極板工程(負極)ペースト式 練合

      極板工程(負極)ペースト式 練合

      鉛粉に、希硫酸、水、添加物を加えて混合し、化学反応によって鉛ペーストをつくります。
      鉛ペーストは電池に必要な負極の活物質として用いられます。

    • 極板工程(負極)ペースト式 極板鋳造

      極板工程(負極)ペースト式 極板鋳造

      鉛蓄電池の心臓部である「活物質」を支えるために、鉛や合金を調合・溶融し、鋳型に流し込んで格子を成形します。この格子が電極の基盤となります。

    • 極板工程(負極)ペースト式 練塗

      極板工程(負極)ペースト式 練塗

      鉛ペーストを鋳造格子に塗布します。ペーストを乾燥さた後、熟成乾燥炉にて酸化を促進し、格子とペーストの密着性を向上させます。極板は正極と負極に分かれ、格子サイズ、ペーストの種類等によって異なる電気特性を有します。

    • 成形⼯程 樹脂成形

      成形⼯程 樹脂成形

      極板を納めるための樹脂製の電槽と上蓋を射出成形します。
      ※実際の仕様・形状とは異なる場合があります。

    • 単電池組立工程

      単電池組立工程

      正極板と負極板を交互に重ね合わせ、鉛部品を溶接し極板群を形成します。この極板群を電槽に挿⼊し、電槽と蓋を接合し密閉性を確保します。その後、電解液である希硫酸を注入し、充電することで蓄電池として機能できる状態になります。

    • 組電池仕上工程

      組電池仕上工程

      充電された単電池を複数個、鉄製の箱に組み込み、直列に溶接してつなぎ合わせたのち、お客様の仕様ごとに付属品を取り付け、電動⾞両⽤蓄電池が完成します。

    • 完成

      完成

      完成品になります。

      事業所長より

      産業用鉛蓄電池は、社会のインフラを支えています。
      故障があってはならず、品質が第一です。安全で快適な職場で作業ができるよう環境改善にも取り組み、高品質な製品を生み出しています。
      当事業所のモットーは全従業員による「挑戦と改善」です。名張は人が温かい土地柄。そうした雰囲気がこの工場にも満ちており、しっかりとモノづくりを行うチームワークがあります。

      事業所長  及川 武志