ソリューション

安全な蓄電システムで効果最⼤化を実現 再エネ導⼊⽀援

再エネ用蓄電池タフロングLLが支える、
産業用途での再生可能エネルギー導入

エナジーウィズは、長年培った蓄電技術をもとに、再生可能エネルギーを安定的に活用するためのソリューションを展開しています。

再エネ用蓄電池「Tuflong LL」は、国産・高安全性・長寿命・リサイクル性に優れ、再エネ用途で20年以上の実績。平時は電気代削減、⾮常時はBCP対応と、幅広いシーンで持続可能な未来を⽀えます。

再エネ用蓄電池・システムの特徴

発火リスクが少ない安全性

引火しにくい安全設計

タフロングLLの電解液は水溶液系で、写真(水系電解液に火を近づける実験)の通り、火を近づけても引火しにくい特性があります。物性上は鉛蓄電池で、可燃物を使っておらず、消防法上の危険物に該当しない素材で構成されています。そのため、発火・引火・延焼のリスクが極めて低く、住宅密集地や屋内、地下などでも安心して設置できます。
エナジーウィズの鉛蓄電池は、安全性と信頼性の高さから、原子力発電所など、厳しい基準が求められる用途にも採用されています。

水系電解液に火を近づける実験
タフロングLL構成図
材料構成割合(wt.%)

遠隔監視で、劣化や異常をすぐに知らせる

常時クラウド上で蓄電池の状態をモニタリングしているため、異常を迅速に検知し、サービス部隊が速やかに対応します。
遠隔監視により僻地での設置や無人運用にも対応でき、予防保全や運用アドバイスを通じてトラブルを未然に防止することができます。
また、メンテナンスの最適化によるコスト削減も実現しながら、日々の安全と安定運転を支え、安心の見守ります。

場所を選ばず設置 空調なしの設置も可能

発火・引火・延焼リスクが低いからこそ、さまざまな場所で設置提案が可能

タフロングLLは常温設置が可能で、また、消防法上の危険物に該当しない素材で構成されており、危険物の規制による制約を受けません。その優れた取扱性により、設置場所や環境条件を問わず柔軟な導入ができます。実際に、以下のような多様な設置事例があります。

太陽光パネル下設置

デッドスペースを活用し、土地取得なしで高効率な再エネ運用。

建屋内設置

危険物を含まないので屋内でも安心、省スペース運用。

空調レス設置

常温で安定稼働。空調設備や電力・保守コストを削減。

ほぼ100%リサイクル

ほぼ100%再資源化で廃棄にも困らない

エナジーウィズの蓄電池「タフロングLL」は、使用済み製品を広域認定制度のもとで回収し、ほぼ100%の再資源化を実現。回収された鉛や樹脂などは国内の精錬会社で再生原料として再利用され、資源を循環させる仕組みを確立しています。これにより、廃棄物の発生を最小限に抑えるとともに、鉱物由来の新材を使う場合に比べてCO₂排出量※を半分未満に削減。国内循環による安定供給と短いリードタイムを両立し、環境負荷の少ないサステナブルな蓄電ソリューションを実現しています。

※注)参考資料:スウェーデンの精錬会社
Boliden Carbon footprint of Boliden Main Metals / Copper, Nickel matte, Zinc, Lead / September 2021 carbon-footprint-of-boliden-main-metals_2021_executive-summary.pdf

独自EMS(エネルギーマネジメントシステム)で導入効果最大化

運転状況を見える化

タフロングLLシステムは、発電・買電の状況や蓄電池の充放電レベルをリアルタイムで可視化。
一目で運転状態を把握できる表示ソフトを標準装備しています。エネルギーの流れを数値やグラフで確認できるため、電力購入量の削減やCO2削減効果を試算し、導入による成果を実感しながら運用を最適化できます。

お客様ごとの条件に合わせたシステム設計

エナジーウィズでは、気象データ・電気料金・消費電力量などの条件をもとに、独自のシミュレーションを実施。
お客様の設置環境や運用目的に合わせて、最適なシステム構成をカスタマイズ提案します。また、AI制御技術により、災害時や停電時にも柔軟に対応できる高信頼な運転を実現します。

電池説明動画はこちら

ケーススタディ

実際の導入事例を通して、タフロングLLがどのように持続可能な未来づくりに貢献しているのかをご紹介します。

CASE 1 日々の電気代を削減したい

「太陽光発電を導入したいが、電気代削減につながるか不安。天候にも左右されそうで心配」

――そんな声に応えるのがタフロングLLシステムです。

余剰電力を蓄え、不足時に活用することで、基本料金・従量課金の両面から電気代を削減。独自のシミュレーションと需要予測モデルにより、太陽光・風力発電と連携して効率的に運転し、天気の変化にも自動対応します。

CASE 2 導入・運用コストが気になる

「電気代が安くなっても、導入や維持費がかさむようでは意味がない」

――タフロングLLなら、導入から廃棄までのトータルコストを最小化。

常温設置が可能なため空調設備が不要で、初期投資と運用コストの両方を抑えられます。
さらに、使用後の蓄電池は当社が回収し、管理の手間も軽減します。

CASE 3 導入・運用コストが気になる

「土地にはもう余裕がない。でも安全面が少し心配」

――タフロングLLなら柔軟に設置可能。
リチウムイオン電池やNaS電池のように危険物を含まないため、タフロングLLは消防法上の保安距離規制の対象外。安全性が高く、地下や屋内など限られたスペースにも安心して設置できます。商業ビル地下での実績もあり、1階に蓄電池を設置し、上階や屋上を他用途に活用するなど、土地を有効に使う柔軟な設計が可能です。