お役立ち情報

室内搭載バッテリー交換時は排気チューブ・排気孔キャップが必須

なぜ室内搭載バッテリーは「排気」が必要?

自動車のバッテリーといえばエンジンルームにあるイメージですが、近年では、シート下やトランクなどの「室内(車内)」に搭載する国産車が増えてきています。ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)、また、キャンピングカーやカスタムカー、さらにまた一部の欧州車や商用車なども室内搭載の場合があります。
バッテリーは充電中の化学反応により水素などのガスが発生することがあります。エンジンルームであれば充電中に発生するガスは自然に拡散されますが、密閉された室内ではそうはいきません。

このため、室内搭載バッテリーには以下の部品などを用いて、ガスを車外へ排出することが必須です。

室内搭載のイメージ(トランクルーム内)

室内搭載のイメージ

排気チューブ

排気チューブ自体は車両に付いています。
排気チューブをつなぐことで、バッテリー内部で発生したガスを車外へと安全に排出します。

排気孔キャップ

バッテリーの排気孔に直接装着するキャップ。
チューブを繋がない側の穴をしっかり塞ぎ、ガスが室内に漏れ出るのを防ぐ「栓」の役割を果たします。

注意点

重大事故のおそれも 正しい取り付けでガスの充満を防ぐ

室内にガスが充満すると危険です!

バッテリーから発生する主なガスは水素ガスです。
水素ガスは可燃性のため、室内にたまると、ドアの開閉、ライターやタバコの火などに引火し、発火リスクがあり大変危険です。
さらに、過充電や高温状態、液不足状態という特定の悪条件が重なると、人体に危険な『硫化水素ガス』が発生してしまうおそれがあります。
室内はエンジンルームに比べて気密性が高く、ガスがたまりやすい環境です。硫化水素を吸い込んでしまうと、頭痛や吐き気といっや症状が出る可能性があるほか、死に至るおそれがあり危険です。

バッテリーの排気キャップ・排気チューブを正しく取り付ける

※バッテリーの取り付け方については、取扱説明書をご覧ください。

①排気孔の確認
 新しいバッテリーの左右に排気孔があるかどうかを確認します。

②排気チューブの接続
 車両側の排気チューブを片側の穴に奥まで確実に差し込みます。
 ※車両に付いている排気チューブが、エナジーウィズ製品のバッテリーの排気孔まで届かない場合には、付属の延長排気チューブを使用して取り付けてください。

③反対側の穴をキャップで塞ぐ 【最重要】
 チューブを繋いでいない側の穴は、必ず付属のキャップで密閉してください。
 片側を塞がないと、そこからガスが室内に漏れ出してしまいます。

エナジーウィズ製品の付属品について

エナジーウィズの自動車バッテリーは、室内搭載が可能な製品のすべてに排気孔キャップもしくは延長用の排気チューブが同梱されています。
国産車用モデルは、排気孔が2つ付いているため、片側(車両の排気チューブに近い方)に排気チューブを挿し、反対側を排気孔キャップでふさいでください。
外国車用モデルの一部※は、排気孔は片側にしかついていません。このため、車両の排気チューブが届かない場合には、付属の延長用チューブを使用してください。

※外国車用モデルのENALN29B、ENALN39Bは排気孔が2つのタイプです。

『Tuflong EN』 ラインナップごとの付属品

バッテリー型式排気孔が左右両側の型式
LN0, LN1, LN2, LN3,
LN2-ISS, LN3-ISS
排気孔が片側の型式
LBN2, LBN3, LN4, LN5
付属品排気孔キャップ延長用の排気チューブ
見つけ方バッテリー上部に同梱(画像①)バッテリー側面に貼り付ける形で同梱(画像②)
注意事項室内搭載時は必ず使用すること
チューブ取り付け側と逆の排気孔に使用
車両側のチューブの長さが
バッテリー排気孔に届かない時に使用
(届く場合は不要)
画像① 排気孔キャップの同梱場所
画像②延長用排気チューブの同梱場所

チューブやキャップの定期的な点検を!

ここまでは正しい取り付け方をご紹介してきましたが、これに加えて、定期的な点検も大切です。

室内搭載バッテリー点検時のポイント

①排気チューブ、排気孔キャップが正しく取り付けられているか
②電解液が“LOWER LEVEL(最低液面)”になっていないか  (電解液が十分に入っていれば硫化水素ガスは発生しません。)
 LOWER LEVEL以下になっていれば緊急処置としてUPPER LEVELまで補水をお願い致します。
 また、LOWER LEVEL以下まで液減りが進んでいる状態では急速に劣化も進みます。
 補水しても電解液の減り方が早い場合は、バッテリーが寿命を迎えている可能性があるため、バッテリーの交換をお願いします。

まとめ

バッテリー交換時は排気チューブと排気孔キャップの装着確認が安全確保の基本です。付け忘れや不適切な取り付けは、有害ガス発生時に重大事故へつながる恐れがあります。ご自身で作業される方はもちろん、整備を依頼される方も、作業後にこれらのパーツが正しく装着されているか、ぜひ一度ご自身の目で確認してみてください。

エナジーウィズの室内搭載対応バッテリー「Tuflong EN」は、付属品として排気口キャップや延長排気チューブを同梱しています。取扱説明書に従い、適切に取り付けてください。
エナジーウィズは、今後もこれからも確かな技術と情報で、皆様の安全なカーライフをサポートしてまいります。ご不明点やお問い合わせなどがございましたら、お気軽にお近くの販売店にお問い合わせください。