再エネ蓄電池事業にも活用 製造業の生成AI活用事例を講演

2025年9月12日

エナジーウィズ株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:吉田誠人)は、今月8日、株式会社エクサウィザーズが主催するWEBセミナー『10人で脅威の月767h削減!製造業AI活用と促進の全貌』で講演しました。参加した外部ユーザーなど約140人を前に、生成AIを用いた再エネ蓄電池の導入シミュレーション作成過程など、蓄電池メーカーとしての活用事例について紹介しました。

WEBセミナーの様子
WEBセミナーの様子

■エナジーウィズの生成AI活用について

2025年1月より『exaBase生成AI』を導入。半年経過時点で、社内ユーザー約100人で業務時間を月間1900時間削減(社内トップユーザー10人では月間767時間削減するなど大幅な業務効率化に繋がっています。議事録作成など一般業務での活用については、社内SNSを活用し、社員同士が自発的に情報共有することで使用頻度を向上。また、蓄電池メーカーならではの事業にもAIを活用し、定期的に行われる事例発表会などで優れた利用方法を紹介しています。

■再エネ蓄電池 『TuflongLL』 のシステム導入シミュレーションツールを作成

太陽光発電などに蓄電池の併設を検討している顧客向けに、収益性を計算できる簡易的なシミュレーションツールを作成。これまでは、様々な利用方法に対して精度の良いシミュレーション結果を提供するため、準備やレポートを含めて約1週間かかることもありました。より簡易的に、顧客の目的や電力使用状況に合わせた導入効果額を概算するツールが必要だと考え、生成AIを活用して模索した結果、パワーポイントとVBAでの作成を決定(画像①)。コード生成もAIを駆使したうえで、顧客が選択した条件に合わせて即時にシミュレーション結果を確認できるツールが完成しました(画像②)。2025年2月に開催された『第17回国際スマートグリッド展』で、来場者向けのツールなどとして活用しました。

画像① VBA作成のためのコード生成

画像② 完成したフローチャート状のシミュレーションツール

■WEBセミナーについて

当日は、製造業の他社ユーザーなど約140人に参加いただきました。講演後の質問タイムでは、「製造や品質管理、技術開発でどのような活用事例があるのか」など具体的な活用についての質問が多くありました。セミナー後のアンケートに協力いただいた参加者の97.6%から満足したとの回答をいただきました。

 エナジーウィズは、今後も生成AIを活用して事業を推進し、バッテリーに関わるソリューションをも提供する『提案型蓄電ソリューション企業』として、サステナブルな社会に貢献していきます。